久しぶりの夏の豊田市美術館へ。
エッシャー展です。エッシャー嫌いな人は聞いたことが無いくらい、人気があります。だまし絵で有名なエッシャーですが、本展示ではアールヌーボー的な作品から幾何学グラフィックまで網羅された贅沢な展示でさらに夏休み企画、所々にキッズたちが楽しい体験コーナーが良い演出、遠近法的、幾何学的、構成的パラドックスを楽しめる、さすが豊田市美術館という展示で最後まで大人も飽きずに大満足です。
「版画の画廊」の中心となる白抜き部分を、エッシャー制作から50年後に二人の大学教授が変形遠近法の法則を発見して再現した、という、スピンオフ的な展示がそこそこ大きなスペースを陣取り、その遠近法の再現を説明した動画が、良い意味でふざけたようなユニークさがありとても魅了されました。
今年にオープンした豊田市博物館にも訪問。こんな素敵な現代建物が隣接している場所は類がない、そんな建築好きにはたまらない場所です。金属やガラスで構成された豊田市美術館は平成の歴史を表し、それに対して木質化した建物を目指したのは設計者の坂茂。展示内容はトヨタへの愛が満ち溢れた内容で、外部よりも、より地域のための発信と継承を大切にしている印象です。
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