奈良県立美術館で開催されている「小川晴暘と飛鳥園」に行ってきました。晴天。お誘いするも家族から全員NGで贅沢ワンマンタイムを堪能です。
仏像好きには有名な文化財撮影の飛鳥園。その創業者が撮影した仏像写真は、とくに奈良の人たちにはとてもなじみ深い作品が多いと感じました。特に背景が真っ暗で鬼のような形相が目を引く伐折羅大将は頭の中にアイコンとしてインプットされています。本物よりもあの写真がホンモノ、というと大げさですが、それだけインパクトと美しさがあります。仏教美術、特に仏像は西洋の彫刻とは異なり、非常に薄暗く、蝋燭の光で下から照らされた表情を拝む信仰が目的に作られているため、あの黒い写真はその信仰心に繋がる魅力があるのだと感じます。次の予定があり、このまま東大寺や新薬師寺に行きたくなる衝動を抑えて帰ります。。。
この記事へのコメントはありません。