椿井の古民家が着工しました。工事は寧楽工舎さん。まずは解体からスタートです。壁と建具、床組みが解体され、骨組みだけの姿になりました。シンプルな軸組みの構造、規則的なラーメンがとても美しいです。ラーメン構造とは柱と梁による構造名称です。おいしそうな名前だなと、学生時代から現在までいつも思っています。ちなみに、木造の場合は壁や筋交い、垂れ壁等の面材が耐力壁となる壁構造が多く、多くはラーメン構造ではありません。
床下は土の上に束石が半埋めの石場建て。土間コンクリートで補強と防湿性能を高めます。緩やかに北から南に下がった勾配が床下についてましたので、一部段差処理で土間の下地路盤を成形してもらいました。
見上げると大きな小屋梁が塗装ではない味わい不快色で歴史を表しています。そして、よく見ると、かわいいお客様の手跡が!自然や動物との距離感が近いのも、古民家の良いところ(!?)です。
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