あやめ池の家 地鎮祭が執り行われました。閑静な住宅街の角地、勾配のある南東の二面道路に面した好立地です。1970年代に宅地造成された住宅地で、およそ当時に建てられたと思われる住宅が立ち並び町が形成されています。土地の氏神様は菖蒲池神社で、そこを管理されている菅原神社神主様へ地鎮祭をお願いしました。
風致地区の指定があるため、屋根形状は勾配屋根や外壁の単色化等の規制があります。奈良市の風致地区は許可制で、建築工事前に風致地区申請を提出し許可を得る必要があります。屋根形状は片流れ勾配はNGの為、必ず棟のある切妻等の形状が必須で、かつ軒の出が450以上必須ですので、建物のシルエットやアウトラインはおおよそ導かれています。風致地区の目的は規律ですので、その規制の中でもがきながら、建築の姿を構築します。
外部から見ると大きな屋根で覆われたシンプルな形状です。平面形状は一部中庭状の吹抜けで光と風の道を作ります。
この記事へのコメントはありません。