二川の家
現場レポート@


2009年9月12・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

天気予報では午後から雨でしたが、夕方までは薄っすらと雲がある程度で涼しく、快適な現場環境でした。
が、
突然の土砂降り。
おまけに暴風。
ここ最近は今までと気象状況が異なってきてます。
ゲリラ豪雨なんて言葉はそのうち無くなるかもしれません。

そんな天候の中、室内での現場確認及び打ち合わせ。
メインは建具枠、巾木等の造作材塗り見本確認。塗りといっても無垢材の表情を残す為に艶消しのクリアー塗装です。
今日はフル出場だった建具屋さんは不在です。
だから、ってことはないですが、電気設備から外構までj幅広い内容を打ち合わせできました。

面白いアングルを見つけました。
この写真は階段から天井を見上げたアングルです。
勾配のある天井や程よいボリュームで飛び出す壁、シンプルなFIX窓。あっさりとし過ぎず、絵になります。



バルコニーのFRP防水完成。ちょうど雨も降ったので排水チェックも行いました。


外壁下地もほぼ完成。軒裏にはケイカル板を貼ります。

覗き見です。
少々もめている内容でしたが、三河弁は聞いていてほのぼのします。
癒し効果あり。
「こうやって収めりゃいいら〜」
最後の上がり調子の「ら〜」が最高です。


2009年9月5日(sat) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
現場打合せ
タイトルが前回と同じです。
現場があまり変化していないので同じタイトルです。
変化していないといっても、着々と製作するものは工場で製作して頂いてます。
建具枠待ちです。
今日もやはり建具と家具の打ち合わせ。
濃密です。建具と家具。

仕上げ材のテクスチャーも、一度はVEで消えてしまった物が復活となり、ワクワク度倍増です。

駐車場。
シートと胴縁が貼られた様子です。写真では分かりませんが、胴縁を上から覗き込むと通気用の開口が施されているので外壁内部の通気が確保できます。

2009年8月22日(sat) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
現場打合せ 昼一から現場打合せ、の予定だったのですが、東名高速渋滞。「豊田〜岡崎 8km」と表示なので、いつも通りかと思いきや、玉突き事故で合流地点で通行止めを喰らいました。高速料金が値下げされてから土日は交通量が激増しており、 事故現場も数回目撃しています。乱暴なドライバーや不慣れなドライバーと、台数が増えると個性のあるドライバーが遭遇するので、ハラハラする場面は多いです。何か規制は必要だろうと、個人的には思います。高速無料は反対です。
と、
そんな渋滞に遭遇し、1時間遅れで現場へ。
監督さん、大工さん、建具屋さんが現場の仮設テーブルに向かって行儀良く待っていただいてました。残念ながら投光器が無いので時間制限日没まで!
主題は建具枠と建具の納まりです。数日前に施工図のチェックバックをしていますので、その確認及び質疑返答、改良改善案の検討会となります。
途中に別途工事のエアコン業者さん登場でモロモロ打合せ。
意外と時間掛かりました。物腰柔らかく言いたい事ズバズバおっしゃるので、こちらも上品にズバズバ。
その後コンセント、スイッチ位置の現場確認をクライアントと共に行いました。平面図や展開図にもプロットしますが、実際に三次元で確認すると一目瞭然で理解できます。
その後 建具打合せ再開。
建具打合せ終了後は、内装仕上げのプレゼンテーション。
最後はその他保留事項、確認事項の整理。
皆様遅くまでご苦労様でした。
お気遣いいただきましたクライアントご家族には大変感謝いたします。

暗くなってしまったので、良い写真が撮れませんでした・・・。
軒先の指摘事項修正写真UPします。

ばっちり修正していただきました。
ご苦労様です!

2009年8月16日(sun) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
現場確認
連休最終日に現場へ。 誰もいない現場はゆっくり見ることができます。 2時間かけてチェック。

この写真だと、軒先きれいです。


こうなることもあります。(納まりが間違っています・・・)

設計図と施工図で打合せをしても、 どこかのタイミングでプッツリ情報が途切れます。
「二川の家」は中庭もあり、外壁が多いので 板金のメートル数も多く、軒先50m程やり直しです。 誰も悪気があってのことではないので、監理者としても施工者の気持ちを考えると 補正を言いにくいときもありますが、、、 がんばってください!


屋根。 3.5(+)勾配の片流れ屋根なので迫力あります。 ガルバの竪ハゼ葺き、銀黒です。
流れ方向にハゼが連続して綺麗です。
竪ハゼ葺きはポピュラーな屋根材で決して高価なものではないのですが、 使い方によっては非常に品のある美しい屋根葺きです。
一昔前は自称「高所恐怖症」でした。 ショッピングセンターのエスカレーターでも手に汗握ってましたが、 最近はなぜか平気です。 むしろ煙のごとく、高いところに向かって登りたくなります。 一過性のものなのか、登らず嫌いなのか、 何れにせよ、油断禁物なので現場では最善の注意をしながら動いています。


内樋の下地。 @455でアングルにて内樋と軒先を支持しています。 ケイカルで仕上げをして隠蔽となりますが、連続の美を持つ骨組みです。


バルコニー手摺。 バルコニー手摺が設置されました。 溶融亜鉛めっき処理状態です。SOPで仕上げます。
亜鉛めっき処理は防錆に優れた性能を持ち、外部でのスチール素地処理に使用します。
キラキラと輝く独特の雰囲気がいいです。
そのまま仕上げとしても使用できますが 外観のバランス上、ペンキ仕上げとします。


2009年8月1日(sat) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
現場打ち合わせ
現場にて詳細の打ち合わせを行いました。
屋根板金、建具、建具枠、家具、弱電などなど。
家具と建具を製作いただく業者さん、熱心にも毎回登場していただきますので大変濃厚な打合せができます。

現場の進捗状況は、
外壁の構造用合板が終了、断熱工事と内壁下地となる胴縁の施工中。

壁断熱材グラスウールは、
なんとも、
めでたいネーミングです。
壁はパラダイス100mmです。

平屋部分になるリビングは天井もパラダイスです。

2F勾配屋根にもパラダイス。
職人さんが立っている左のボリュームはトイレです。屋根勾配が印象的な空間なので、その風景を守るべく、トイレのボリュームはセパレートしています。

構造用合板がむき出しの外観。このままでもきれいです、が耐久性もろもろに致命的な問題があるのでキッチリ仕上げます。


2009年7月28日(tue) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
中間検査
民間検査機構の中間検査が行われました。
無事、検査合格!
大雨の中、検査員さんご苦労様でした。
続いて事務所検査。
耐力壁釘種類・ピッチ、金物種類・固定方法確認、
短冊金物追加指示、マグサ位置修正指示、耐力壁補強指示、などなど、設計図書とプレカット図にて確認指摘。

2Fの勾配屋根を利用したロフトから。
上下、奥行き、外部と中庭などなど、視線の元となるポイントが多い家です。ロフトからの風景、ってのもあります。部屋の全景と外壁と屋根が見えます。建物のの中から、その建物の外壁や屋根が見えるのは素敵です。

屋根の納まりの都合上、野路板のままです。雨が激しいの捨てルーフィングを敷いてもらうようにしました。
この時期まで続く梅雨は非常に困りますね・・・。

検査後、建具と家具の打ち合わせを行いました。
材料の適材適所、意匠上の整合性、職人の技量、個人の安全に対する考え方、、、さまざまな意見をまとめながら進めていきます。全ての意見には一理あると思います。設計者が図面を描いて、施工者が施工するだけでは前進がなく、例え変更が無くてもたくさんの意見を行くことで、目に見えないことでも前進があります。今日は短期間ですが非常に良い打合せとなりました。

2009年7月19日(sun) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
上棟式 もち投げ
いよいよ建方です。
梅雨明け後もハッキリしない天気が続き、50%程度の降水確率でしたが、奇跡的な晴天!
勾配屋根が迫力のあるボリュームを作ります。
エントランスのある平入り部分はぐっと高さを抑えています。


北側からの風景。
コーナーの垂木は工場でパネル化したものを取り付けます。

上棟式までの時間を使い、屋根材の選定をしました。
通常でしたらクライアントと施工者と我々三者で協議しますが、今日は餅投げもあり、来賓の方やご近所様も
「なになに」
「この色がいいね〜」
などなど、いろいろな意見が飛び交ってお祭りムードな現場打ち合わせです。


夕方5時からの餅まき準備が始まると、どんどん人が集ります。
ご近所様には告知なしです。
でも、皆さん袋持参で集合します。
これぞ地域の見えない繋がりなんでしょう。すばらしい!
餅まき開始です!
餅をまくほうも、拾うほうも、歓声を上げて盛り上がります。
クライアントが大量に餅・菓子等用意いただいたので盛大な餅まきとなりました!
餅まきをすることで、一時ですが建設現場が地域の祭りの場となります。 神事を大切にする文化として、地域交流にも繋がる「餅まき」は守っていきたい行事ですね。

2009年7月2日(thu) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
配筋検査
基礎の配筋検査を行いました。
梅雨の時期ですが曇り空で順調に工事が進んでいます。
基礎の形状種類が多いので見所満載で、 少々の手直しがありましたが良好な配筋工でした。

給水・排水用の梁スリーブ。

検査後、大工さんと打ち合わせ。
なかなか職人色の強い、声の大きい棟梁です。
7/19の建方に向けて頑張りましょう!

2009年6月25日(thu) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
柱状改良
SS試験による地盤調査の結果、支持地盤までに自沈層が見られるため、地盤改良として柱状改良杭を採用しました。
柱状改良とは、セメント系固化材と水を混合したセメントミルクをつくり、改良専用機の先端部の撹拌翼からセメントミルクを吐出しながら現場の土を混合撹拌して、地盤中に柱状の改良体を構築する工法です 。写真が攪拌している様子です。
今回は600φを51本打設。これで建物基礎下の地盤は支持地盤同等の地耐力が期待できます。
建物にとって、基礎下の地盤は大切です。 地盤がどれだけ良好か、或は改良されているか、建物が完成した時、外観などとは異なる隠蔽部分なので、経年的な変化、地震時にならないと本領発揮しません。もちろん、問題が生じてからではやり直しがなかなか困難(現実的には無理でしょうね)ですので、工法については十分な検討が必要になります。

基礎施工図チェックも終わり、来週から基礎工事着手です!


2009年6月7日(sun) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
地鎮祭
本日は「二川の家」地鎮祭です。
風も気持ちよく、天候に恵まれた良い地鎮祭となりました。
いよいよ工事着手です!
◆地縄張り検査
建設業者さんに事前に建物の位置とFLレベルと出してもらっていましたので、地鎮祭の後、クライアントにも立会い頂き縄張り検査を行いました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆二川の家
幹線道路から少し入った住宅地。
周辺には田畑も残り、静寂な環境。
駅近の立地だけあり、周辺は田畑が造成・分譲が進み、新築の家も増えている。
そのような「変化している」地域において、数十年後には今とは異なる風景になることも考慮し、外部に対して闇雲に開けず、かつ外部の環境と取り入れるプランニングが必要。

打合せでクライアントから頂いた「和モダン」という言葉を分析。打合せを続け、検討した結果、単なるモチーフやオマージュとしての「和」ではなく、大屋根形状の造形、軒先の連続、簡素色彩といった「和」にある「美」の要素をバランスよく取り入れ外観を形成し、通風採光・外部との距離感などの「和」にある「環境」の知恵を取り入れたプランを提案。
歴史的に先輩となる、隣接する両親の家のボリュームと仲良くできるボリューム。