竹元の家
現場レポート@


竹元の家 オープンハウス情報

この度、施主のご厚意により
オープンハウスを開催することになりました。

和をイメージできる表情と、 素材の選定やプラントディテールアイデアによる コストパフォーマンスが特徴の住宅です。
住宅が密集した立地でのプライバシー確保と良好な室内環境を 両立させたプラン+デザインです。

見学ご希望者の方はメールにて弊社までご連絡下さい。
今回は申し込み制とさせて頂いております。
何卒ご了承下さい。
皆様のご来場を心よりお持ち申し上げます。

・場所 愛知県豊田市
・日時 12月3日(土)13:00〜17:00 12月4日(日)10:00〜17:00
・連絡先 e-mail  : yum@hideta.com
・ お問い合わせ方法
住所、氏名、電話番号、参加人数、日時をご記入の上、 メールでお申し込み下さい。 折り返し詳細をお知らせいたします。


2011年11月13日(sun) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
珪藻土左官大会

12〜13日の二日間で和室の珪藻土塗りをクライアントと私たちで行いました!
珪藻土といっても様々な商品がありますので、慎重に吟味し、品質・価格・施工のし易さ、それぞれが満足できる選びました。
その名も「エコクイーン」!!
クイーン好きなクライアント旦那様は大満足(笑)

まずは下地処理です。

汚したくない部分にマスキング。
プラスターボードのビス穴とジョイント部分にシーラー塗ります。
シーラーを塗ることで、仕上の珪藻土からプラスターボードへの水移動を軽減させます。

シーラー乾燥後、
珪藻土でしごいて平滑にします。
その後、 シーラー塗りを行います。
シーラーの乾燥を見計らい、
ファイバーテープで
ボードのジョイント部分や入り隅をテーピングでひび割れ対策。
ふー。
下地処理が、結構大変です。



ようやく本塗りです。
まずは天井から塗り初め、壁の順です。

天井を塗ると、
肩やら二の腕が筋肉痛か、と思いきや、
コテ板を持つ左手の指がつりそうになりました・・・。
フル握力で握り締めているようです。


半分ほど塗り終えたところで 翌日に持越しです。
一仕事終えて、
ヘトヘトになりながら ダイニングの窓を見ると
素晴らしい夜景が広がっていました。
感慨深い一時です。




翌日は流石、手馴れた手つきで午前中に終了!
皆様、お疲れ様でした!
部位により水引の時間差があるので少々ムラが濃く見えますが、
乾燥するとムラは少なくなります 。



技術と耐力が必要な作業でしたが、
その作業の困難さがあるゆえに、
私たちはもちろん、
クライアントの皆様の家に対する愛着が深まります。
DIY=コスト軽減+家の愛着+家族の絆
小さくても、家を形成する何かを、家族皆で造る、ことは
大きな結果と意義があります。

再来週は床のワックス大会です!
がんばりましょう!

 


その他 現場の進捗です。


玄関ポーチから土間。
内部のクロスが完了し、コントラストが生まれました。
正午の写真、角度のある影のラインがポーチの奥行きを演出しています。



寝室。
柔らかい光が入ります。
中央にある柱は、解体された旧邸のメモリアルです。


2011年11月06日(sun) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
足場解体

足場が解体されました!
外壁、軒塗装が終了し、足場が解体されてようやく、
本来の姿が現れました。



塗装した木部分がいぶしの様な色合いになってます!



アンダーな色合いですが、浮遊感が感じられ、
雨上がりのしっとりとした雰囲気に溶け込んでいます。
手前のイガイガ他電線がインパクト強いですね。。。


西側の立面。
小さな出窓と大きなFIX窓。
正面とは異なる表情を持たせています。


リビング。
天井・床・壁・棚・デスク・柱・窓、、、、
色々なものが見えます。
蓋をせず、かっこよく見せる。を検討していくと、
自ずとコストも下がります。


2011年10月09日(sat) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第二回外壁塗装

前回の塗装から二週間、
今回は材料を施工された状態で塗装を行いました。
皆様の刷毛さばきもどんどん上達し、
夕方には無事完了しました。
ご苦労様でした!

塗装前のファサード。

しっかりと一回目の塗装が出来ていたので
塗装による色むらはほとんどなし!
すばらしいです。
外壁のガルバ小波との相性、
色目とその面積のバランスも良いです。


刷毛を動かす動作は水平よりも垂直の方が エネルギーを使うような気がします。
昔の映画ベストキッドを思い出します。
「呼吸に合わせて上っ下っ!」


見る角度によって表情に変化が生まれる格子。
ポイントは 格子のサイズとピッチ。
特に格子の奥行き寸法が重要です。


日に当たって乾燥すると色が変わります。
竣工時にはもう少しグレーが強くなり、
味わいがますます出ています。
中央のシンボリックな柱は生地を生かした仕上げにすることに決まりました。
「キシラのやすらぎ」の予定。


内部の雰囲気。
西日が格子の側面に当り、
厳しい日差しを柔らかい光に変換。
連続横窓で近代建築要素を取り込んでます。


町並み、風景としてどう見えるのか。
建物が存在する事実で決して軽視できない部分です。
その他現場進捗です。


ツイン出窓。
プラン上の利便性確保と法的な諸問題の解決、
立面上の画一性の払拭のために備えられたツイン出窓。
上下階で、当然部屋も違いますが、
外観では同一面に存在するのでツイン。


外壁小波コーナー。
役物(いわゆる、カバー)は使いません。
金属を折り曲げて出隅をその場で作ります。
金属外壁の要は、出隅だと思います。
平面的な部分や断面的な部分。
それをどのように処理するか、 すごく詳細なディテールですが、 それが積み重なって、建物全体に現れます。

役物を否定するわけではありませんが、
今回は納まりとデザイン上、このようなディテールにしています。


2011年9月23日(sat) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第一回外壁塗装

本日は竹元の家にて、 外壁の第一回塗装大会です。
お施主様ご家族三名と、 われわれ二名での作業となります。
先日の予定が台風による延期で本日となりましたが、
とてつもなく、 この上ない 塗装日和!!
秋のカラッとしたさわやかな気候が 動く体を汗ばませることなく、 塗装する木材の表面を瞬時に乾かしてくれ、 滞りなく、 無事終了しました。



外壁がまもなく張り出される外観。
防水シートがみえる裸状態です。
2Fの連窓に格子、その窓以外の部分に杉板を張ります。
それらの塗装です。



使用塗料はウッドロングエコ。
説明を含めて訳すると
「長持ちしてメンテナンス不要の人と自然とお金にエコな塗料」。

プライバシー保護のため写真にモザイクをかけています。
モザイクの粒度はお施主様の要望で少々荒めにしています。(笑)



浸透系の保護塗料は数多くありますが、 ほとんどが3年程度に一度は塗替えが必要です。
ところが、この塗料は塗り替え不要! 夢のような塗料です。

ただし、 塗ったその時から、 木材特有の経年色変化を一気に加速させた灰色になる、 塗装です。 さまざまな色に塗り替えたい、 生木の色を保ちたい、 という狙いがある場合、この塗料は不向きです。

木の年輪が増えるように、 木の経年の色変化を楽しめることが出来る塗料であることを メリットであると感じられて使うことが出来ます。



塗った直後は濃灰です。
乾燥すると灰色になり、色むらが出ます。
その後に二度塗りを行います。



軒下で休憩。
ここでお茶を飲みながら雑談と会議。
この雰囲気もたまらなく好きです。

外壁や内装の塗装など、
施主施工を行うメリットには コストダウンがあげられます。
ただし、足場の準備や工事の工程調整など、 現場には相当の助けを頂いて実現することになりますので、 コストダウンだけの目的で行うのではなく、 一つの行事として 建て主が、 あわよくば設計者と施工者が共に 建物の一部を築く行為を行うことに 大きな意義があると考えています。
一丸となるわけです。



塗装とは別の話、
工事が進むにつれて柱や梁が仕上げ材で見えなくなります。
その隠蔽される、守られる部分に 住まわれるご家族の手形を記念に印されました。
いよいよ仕上げを進めていくという 始まりの刻印のようです。


現場の進捗もレポートします。


北西のピクチャウィンドウです。
地平線が見えるかのような、美しい景色が広がります。
西日が差し込む位置ではありますが、 そのデメリットを圧倒的に払拭できる風景を獲得できるので 大型の窓を設置しています。
西日対策として、スクリーンを天井に埋め込む設えも備えています。


ご主人の部屋です。
この部屋は趣味の空間として、 落ち着ける場、をコンセプトとし、 天井の形状、窓の形状と高さ、 リクライニングに座ったときに見える、 切り取られた空の景色を大切にしています。


玄関の地窓です。
玄関から入ったときに、何が見えるのか、 客人を招いたときに、何を見せるのか。
その場所に立った人が 建物やインテリアを見ることは絶対的なことで、 意識の有無とは別に、潜在的に何かしら、 風景の印象をインプットされます。
外から中へ入る第一歩、
大きな印象となる風景です。
違い棚と地窓で四季のある和を演出できる舞台を造ります。



2011年8月6日(sat) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
祝!上棟

軸組み工事と上棟式が行われました。
基礎からどんどん組みあがる軸組みは、
何度見ても嬉しい瞬間です!

晴天に恵まれた最高の上棟日よりです。








梅雨から涼しい日が続いていましたが、
今日はそのたまっていた夏のエネルギーが一気に発散するかのような猛暑でした。そんな中でも粛々と棟上を目指して作業される大工さんからプロフェッショナルの姿勢を学ぶことが出来ます。
皆様お疲れ様でした!


2011年7月17日(sun) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
柱状改良から基礎工事

宅地が完成してからは地盤改良、基礎配筋工事、コンクリート工事と進みます。

柱状改良杭完了。


整地。基礎の形状が分かります。


防湿シート敷き。べた基礎ですが念には念を、土からの湿気を遮ります。


配筋工事。


鉄筋のサイズ、ピッチ、定着長さ、かぶり厚さ等などを確認します。


ベースのコンクリート打設。
ギザギザと雁行している基礎形状が特徴的です。
必ずしも基礎外周に外壁が立つわけではありませんので、実際の建物形状は基礎伏とは異なります。



2011年6月25日(sat) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
地縄張り

擁壁工事後に土を埋め戻し、 計画した建物の位置に縄をはり、 その位置を最終確認する行事が地縄張りです。
三次元の錯覚ですが、 縄張り、基礎工事、上棟 につれて、 どんどん広く感じます。 逆に言えば、 縄張りの時は 極めて小さく感じてしまいます。
クライアントにも立ち会っていただき、建物の位置が確定しました。




2011年6月14日(tue) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
擁壁工事

擁壁の配筋です。



敷地を有効利用できるL型擁壁を採用しています。
建物と同様に、擁壁の沈下を防ぐ為に底版下には 支持層まで柱状改良杭を行っています。
擁壁には千鳥に開口を設け、 土を埋め戻した後に雨水や湧水などの水による力、 水圧を軽減させています。
擁壁などの土木工作物では至極当然の考え方ですが、 地下がある建物でも外周に透水層を設け、 水圧を軽減させて合理的な計算方法を行う事も多いです。 その場合は建物に穴を開けずに 雨水排水として、 場合よってはポンプアップして会所などに放流します。
平坦な敷地では、実際にはほとんど水は出ませんが、 斜面地や山のふもとなどではかなりの排水量があります。


配筋、型枠、コンクリート打ち、養生後、型枠ばらした 姿です。




2011年5月29日(sat) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
建物解体→擁壁解体→擁壁地盤改良

今年は梅雨入りが早い!
現場にとっては死活問題なんです。
梅雨明けが早まることを祈るばかりです。

5月の状況を一気にUPします。



解体が終了しました。
更地になった敷地は、さあ来い!と言わんばかりに堂々として見えます。
建物遣り方、と行きたい所ですがまずは擁壁のやり変え工事から。



既設の間知擁壁とブロック擁壁のミックス擁壁(造語です)を解体しながら、新設L型擁壁の底版掘削です。
写真は地面に水平に撮影しています。ユンボが斜めになっているのです。ジューキーはすごい!
新設擁壁を選定する際、間知擁壁やT型擁壁、L型擁壁、PC擁壁など様々な擁壁があります。決定方法も様々ありますが、我々はシンプルに考えます。
1、ローコスト
2、地盤の強度と地質
3、 敷地の有効活用
この3つを考えると、今回はL型擁壁になりました。
間知擁壁は安く思われがちですが、数量が少ないと割高で、手間もかかります。そして勾配をつけるので敷地の有効面積が減少し、土地の価値が下がります。もちろん、地耐力も期待できないこともあります。PC擁壁も価格の考え方は同じで、運搬費を考えると、数量によっては割高です。


掘削終了。
丘が出来上がりました。


擁壁の地盤改良の様子です。
400φ4mの柱状改良を68本打ちます。
厳密には擁壁の底版に敷き詰めるので、支持層まで堅い地層を造るイメージです。かなりスペシャルな改良ですが、決して過大ではありません。
擁壁と共に、常時と地震時の検討を行い安全を確かめ、詳細工法を決定しています。
建築基準法では2m以上の擁壁を工作物として申請する必要がありますが、常時の転倒防止を検討するのみで申請は許可されます。地盤改良の内容も、任意添付となります。ゆるいんです。宅地造成規制区域も、申請が必要な擁壁サイズ(厳密には切り土盛り土の量)がシビアになるだけで、申請内容はそれほど大差ありません。
管轄の行政でも差異は大きいと思いますが、
本来、建物以上に重要な宅地に関する条件は、より確実な規制やルールを設ける必要があると感じます。

ようやく、これから擁壁の配筋に入ります。



2011年4月23日(sat) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
解体お払いと地鎮祭

本日は「竹元の家」神事です。
長年住まわれたお家にお礼とお清めの儀式を行いました。
一年間、打ち合わせでお邪魔させていただきましたので、我々も愛着があります。感謝のキモチで見守りました。

その後は地鎮祭が引き続き行われました。
いよいよ工事着手です!

竹元の家は、
解体工事

擁壁地盤改良

擁壁工事(宅地造成工事)

地盤改良

建築工事

外構工事
と、
更地に比べると比較的長い工程になります。

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◆竹元の家
築30年を超える木造住宅の建替え計画です。
盛土された上に建設された現況建物は 経年の地盤沈下に傾いた状況で、 北西側の隣地との高低差は2.5M程あり、 擁壁のやり変えも検討の結果必要となりました。
地盤調査の結果は、 やはり期待できる支持層までが6m程あり表層改良ではなくより深い改良、 文字通り深層改良に決定。
当然、擁壁下にも地盤改良が発生します。
本物件のスタートとなる「ローコスト住宅」というテーマが あるにもかかわらず、 建物を建てるまでの宅地を完成させることに かなりのコストが発生します。
その限られた予算の中で、必要最小限のデザイン性と最大の居住性を盛り込んだ計画を行いました。
南北に対して43度角度のある敷地に対して、近隣からのバッファと南の採光を最大限確保する為、方角に依存した建物配置としました。 敷地に対して角度のある外壁を設けることで、三角形の特徴的なプラン、それに切り抜かれた三角形の空地が敷地に残ります。 そのバッファが隣地や道路との距離を生み、 必然的にニワが確保できます。
寝室や浴室、便所など、限られた用途の室は 1階に集約し、 家族や来客が集まる家の中心となる リビングダイニングキッチンを2階に配置し、 高台から見下ろす北西への眺望と、 真南に面する開口からの採光通風を確保し、 環境・眺望共に有効なプランニングとしました。
周辺には2階建ての住宅が並び、北西以外は 住戸の窓や通行される人からもお互いが良く見えるため、 LDKを2階に配置すると同時に その開口部に格子を設け、 視線の交錯を最小限に押えます。 また、画一的なアルミサッシの表情を除去する役割としても 格子がファサードにもたらす効果に期待しています。