造作工事の正念場、本棚工事と階段工事が大詰めを迎えました。本棚と階段室を複合させることは、書クライアントが代々受け継ぐ本とこれから増える本、将来を見据えながら本が持つ歴史も感じられる空間の工夫です。日々の生活に書籍を溶け込まします。棚板の連続する様はそれだけで美しいですが、どのラインと連続させるか、建具や家具との関係性、同素材異素材など、意匠的取り合いが楽し場面です。色とりどりの書籍が並び、初めて完成となります。
階段手摺は支柱をスチールとします。支柱の足元は固定用のベースプレートを床材の下に潜り込ませ、すっきりした印象を持たせます。写真の支柱にすっぽり被せる手法です。印籠継手といいます。外部サッシ枠も設置され、いよいよ外壁も始まります。
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